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尾道らしさを感じられる1日観光コース

尾道は小さな街であるとはいえ、いざプランを考えてみると「どこからどう回っていいか分からない……」と悩んでしまう方もいるでしょう。
そんな方のために、ここでは尾道らしさを十分に感じられ、かつ回りやすいモデルコースをご紹介します。徒歩を前提としています。

尾道本通り商店街を通ってロープウェイへ

JR尾道駅を出発し、東へ。まずは入り口にある林芙美子像が目印の「尾道本通り商店街」に入りましょう。

P2_芙美子像

古き良き時代から残る建物と、その間に生まれている若く鋭い感性が入り混じる、懐かしくて新しい商店街です。気になったお店をチェックし、たまには路地を覗きこみながらのんびりと歩きましょう。基本的にはアーケードがついているので、お天気が悪い日も安心です。

この本通り商店街では尾道の商店街を歩いてみようで紹介している「尾道商業会議所記念館」※現在は観光案内所や会議室などとして利用されています。
や、100年以上も続いたという「大和湯」の建物をそのまま利用したお土産屋さん「ゆーゆー」などもあります。

また、おすすめのお土産で紹介している、古くから港町として栄えた尾道ならではの尾道帆布製品を扱う工房も、何軒か見つけることができます。

石畳小路
尾道の商店街にはこのような「小路」多くあり、海岸通りに繋がっています。
この小路は石畳ですが、小路にはそれぞれに違う趣がありますので、帰りにはのぞいてみましょう。

しばらく商店街を歩くと「ロープウェイのりば」と書かれた看板が現れます(中国銀行の建物がある四つ角です)。その看板に従えば、千光寺公園まで上がれるロープウェイの駅に着きます。

P3_ロープウェイ

尾道の街を一望しよう

ロープウェイに乗って千光寺公園へ向かいます。料金は片道280円(子供は半額)で、朝の9時から15分毎に運行しています。ちなみに往復チケットは440円と少し割引きになるので、下りもロープウェイを利用しようと考えている方はそちらを購入するとよいでしょう。
ガイドさんの話を聞きながら乗車すること3分、千光寺公園に到着です。

ロープウェイからの景色も良いのですが、ロープウェイから見る天寧寺三重塔と尾道水道
山の上からの眺めは、「これぞ尾道!」といえる絶景。瀬戸内海の島々が作る美しさを存分に楽しんでください。
尾道水道

尾道散策モデルコースは中盤に差し掛かります。

文学のこみちを抜けつつ、千光寺へ

千光寺公園から千光寺へは、文学のこみちでつながっています。文学のこみちの道すがらには、数々の文人たちが詠んだ句・書いた作品の一節が石碑として刻まれています。

ふとした瞬間やひとときの心を切り取った作品たちを自然の中で鑑賞するのは、実に風流なものです。

千光寺は「尾道七佛めぐり」の霊場の一つ。本堂にお参りをして行きましょう。可愛らしい絵馬やお守りも売られていますので、ご縁があるよう願掛けをするのもよいですね。

千光寺

そろそろお腹がすいた頃、さて何を食べようか

千光寺から下りてきて、再び商店街に入ります。「ロープウェイのりば」の看板が出たら、今度は逆方向に曲がりましょう。

お土産物屋などを見ながら海岸通りに抜けることができます。
この付近から海岸通りにかけては、多くのレストランや食事処、カフェなどが集まっています。その日の気分でお店を探してみましょう。

オススメなのはやはり尾道ラーメン。老舗「朱華園」をはじめ、お店がそこここにみられます。似ているのにどこか違う、それぞれのお店のラーメン。お腹に余裕があれば、食べ比べもよいかもしれません。

昭和の時代にタイムスリップ!懐かし映画の貴重な資料

尾道市役所近くに、「おのみち映画資料館」はあります。
小津安二郎監督の名作「東京物語」や原田知世の初主演作「時をかける少女」のロケ地となった尾道。「おのみち映画資料館」にはロケ当時の写真や各種ポスターなど、貴重な資料が展示されています。

尾道映画資料館

尾道散策モデルコースも、そろそろ後半です。

海岸通りを歩きながら再び駅へ

尾道水道を横目に見ながら走る海岸通り。駅までの帰り道は、ぜひこちらを歩いてみましょう。

歩道脇にはかわいらしい雑貨屋さんや個性的なカフェ、そしておいしそうな香りが漂うお土産物屋さん。商店街の中とはまた一味違った雰囲気のお店が並んでいます。

また、商店街へと抜けられる路地も多いので、行きに見そこねたお店がある場合などでもすぐに戻ることができますよ。尾道海岸通りの夕やけカフェ

海鮮系お土産の香りに釣られてみたり、海を見ながらまったりとお茶をしたり……リラックスした雰囲気の街で、思う存分羽を伸ばしてください。
せっかく海辺を歩くのですから、そちらを楽しむのもお忘れなく。

尾道から見える海の特徴といえば、対岸「向島」に見える船舶ドックです。巨大なクレーンが立ち並ぶ風景は、昼間に見るとなかなか迫力があります。

そして夜になればその迫力が一変、明かりがともり、港町らしい美しいシルエットが浮かび上がります。

JR尾道駅へたどり着き、モデルコースは終了となります。

尾道らしさを感じられる1日観光コースのまとめ

紹介したコースは、食事などの時間を含めてトータル3~4時間程度を想定しています。
時間に余裕のある方は、これに加えて「尾道七佛めぐり」「しまなみ海道」空き家再生プロジェクト」の見学に行ってみるのもよいでしょう。どちらもこのサイト内で紹介していますので、参考にしてください。
お気に入りのロケーション・モノ・ヒトを発見しながら、尾道の街を楽しんでください。

尾道観光のおすすめ散策コース 123

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