歴史の見える丘
旧呉海軍工廠跡が一望できる地で、現在は丘の目の前に見える石川島播磨重工業のドックは呉海軍工廠の造船部門のあったところです。
ここから左のほうに見える大きなトタンの屋根、実はこれは戦艦大和を生んだ旧呉海軍工廠造船船渠(ドック)の跡で、現在はドックは埋め立てられて骨組を残すだけとなっています。
ドッグは大和建造のために314/45mに拡張され、建物は高さ49mもある世界最大級のドックだったそうで、戦艦大和の建造中も機密を守るためにトタン屋根があったそうです。
大和を建造したドッグは埋め立てられましたが、修理に使われたドッグは現在も使われているそうです。
この丘には「戦艦大和」を記念する「噫戦艦大和之塔」や、主砲鉄甲弾、「大和」などを建造したドックの「礎石記念塔」、呉軍港の風景を詠んだ正岡子規の句碑などがあります。
この丘からは、「旧呉鎮守府庁舎(現:海上自衛隊呉地方総監部庁舎)」も見ることができます。
広島ぶらり散歩の呉市編に詳しく紹介されています。