竹原市の観光

広島観光|竹原市のおすすめの観光コースや、食事、お土産について紹介しています。

大久野島の観光

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瀬戸内海国立公園である、大久野島もうさぎと出会う瀬戸内の楽園として人気スポットになっています。
ウサギの島で有名になっている大久野島ですが、ここは竹原市忠海町です。
ウサギと触れ合うのが人気ですが、プライベートビーチやキャンプ場もあり、サイクリングやトレッキングも楽しめ、平和学習にもなる毒ガス資料館もあります。

大久野島へのアクセス

竹原から大久野島へのアクセス

竹原市の観光に合わせての場合は竹原駅から忠海駅に向かい忠海港からフェリーか休暇村船で大久野島港
乗車・乗船時間は30分程度です(510円)

広島駅から大久野島へのアクセス

大久野島へは、広島市内からだとJRを利用して竹原市の忠海駅へ移動し忠海港からフェリーか休暇村船
広島駅からJR山陽本線・糸崎行で14駅→三原からJR呉線・広行で3駅→忠海駅から徒歩→忠海港→大久野島港
というコースがありますが、

場合によっては高速バスを利用したほうが早いのとゆったり移動できるので、高速バスもおすすめの移動方法としてご紹介します。

広島市内のバスセンター、広島駅より、忠海駅行きの『かぐや姫号』に乗って、所要時間は1時間40分です。
停車場は、竹原駅、竹原フェリー、忠海駅とあり、目的に応じて下車することもできます。

※忠海駅行きは本数が少ないので、忠海駅行きがない時間は、竹原駅行きに乗って竹原駅からJR呉線・糸崎行で忠海港駅に行く方法がおすすめです。この場合も1時間40分程度で到着します。

尾道からのアクセス

尾道(JR山陽本線)→三原駅(JR呉線)→忠海駅(徒歩)→忠海駅からフェリーか休暇村船で大久野島港へ、
乗り継ぎなどにより1時間半から2時間程度(810円)

忠海港からフェリー・休暇村船で大久野島港へ

大久野島へのフェリー
忠海港からはフェリーか休暇村船を使います。

自動車で向かう方へ

山陽道本郷ICから30分位で到着忠海港まで行けますが、忠海港の無料駐車場を利用することになります。
大久野島はウサギの楽園なので自動車の通行はできません。
どうしても大久野島へ車で渡る必要がある場合は、休暇村へ事前連絡が必要ですので、ご注意ください。
休暇村大久野島
〒729-2311 広島県竹原市忠海町大久野島
☎0846-26-0321

またフェリーの乗船券は片道310円(こどもは160円)で、往復購入もできます。

忠海港と大久野島港の時刻表
忠海港
(チケット購入は、ソフトクリームを販売する、ちょっとログ風な売店で買えます。時刻表も手に入ります)
竹原の町並み保存地区を観光した後であれば、忠海港を16時25分発が大久野島行きの最終になりますので、16時までには忠海港をめざして観光されるのがよいでしょう。

フェリーの乗船時間は、わずか12分ほどです。

港からは、無料のシャトルバスが、ビジターセンター経由、瀬戸内国立公園休暇村・大久野島まで送ってくれます。
一周3.3Kmの島なので歩いても問題ない距離ですが、車イスなどご利用の方は、タクシーを呼ぶこともできますので、事前に休暇村・大久野島までお問い合わせください。

瀬戸内海の楽園を満喫する

大久野島の地図
宿泊できる施設は、休暇村・大久野島になります。
様々なプランが用意されているので、お友達同士、家族と話し合ってピッタリのプランを選択するといいですね。

施設には、『せと温泉』も併設されています。夕日に染まる瀬戸の景色を眺めながらの温泉は、心身の疲れをとってくれます。

島は1周が、約3.3㎞です。レンタサイクルを借りて、大久野島の自然を楽しみつつ戦争遺跡を見ながら所定コースを周遊するのも良いですし、ゆっくり歩いて周るのもとてもおすすめです。(レンタサイクルは電動アシストがオススメです)4f1594862c3a05480e9f323078704938_s
海沿いの景色を楽しみながら
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トンネルから見える海がとても素敵です。
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トンネルを抜けると見える緑もやっぱり素敵です。
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色々なところでウサギさんに出会えます。
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夏は、気温も上がりますし、熱中症対策も必要です。
フロントで地図をもらい、トイレの場所も確認する必要があります。

夏の間、7月中旬から8月下旬までは、プライベートビーチも解放されます。プールは有料ですが、海のそばの屋外プールで、南国ムードを満喫できます。通年を通してキャンプ場は利用できるようですが、事前に申し込みが必要になります。しかし、オーシャンビューのキャンプ場は、開放感いっぱいです。想い出もたくさん作れそうです。

ビジターセンターでは、島の生態系などを知ることができます。ビジターセンターからの瀬戸内海の眺めも素敵です。

ウサギさんと季節を感じる、朝のお散歩会

abf5bac6b5ab62956bf04f43f77cc065_s島内には、たくさんのうさぎ達が生息しています。「ウサギさんと季節を感じる、朝のお散歩会」というプログラムもあります。朝7時から30分間のお散歩では、季節の植物を観察しながら、ウサギさんと触れ合うことができます。

ウサギさんと触れ合うには餌は必須。餌を持っていないとわかると去って行ってしまうウサギさん。

ウミホタル発光観察会

毎夜8時からは、ウミホタル発光観察会が開かれています。日常、なかなか観察する機会の少ない、ウミホタルの観察が無料で提供されています。30分ほどの観察会ですが、お子様の自由研究にも役立ちそうです。

これら以外には、様々な体験活動などのプログラムが用意されています。有料・無料ありますので、ホームページなどで確認してみてください。季節によって内容が変わることもあります。

休暇村の食事

旅の楽しみは食事です。休暇村では、瀬戸内こだわりバイキングとして50種類以上のお料理が楽しめます。
連泊の場合もご心配なく、日替わりメニューも用意されています。
瀬戸内海の海の幸と契約農家の新鮮野菜、そして竹原のブランド牛「垰下牛」など、贅沢な食材が用意されています。

毒ガス資料館

毒ガス資料館ビジターセンター向いには、毒ガス資料館があります。
かつて、この島は地図から消され、化学兵器を製造していました。
そのために多くの人たちが、毒ガスの後遺症で苦しみ、亡くなっていきました。

小規模の資料館ではありますが、当時のことを知る得ることができる工員手帳、作業服、防護服、毒ガス製造装置などが展示されています。
資料館を出ると、毒ガス遺跡の見学もできますので、島内トレイルやサイクリングのついでに、足を運んでみるのもよいと思います。

戦争の負の遺跡としてではなく、未来を繋ぐ平和の遺跡として、お友達や家族と語り合ってみてはいかがでしょうか。
こうした機会を得られるのも、大久野島の魅力です。

楽園のウサギたち

大久野島では現在、700羽ほどのウサギが生息しています。
ほとんどが外来種といわれていますが、ウサギがこの島で繁殖した由来の詳細は、わかっていません。
ですが、ウサギたちがこの島にいることで、私たちの心を癒す一助になっていることは事実です。

レジャーも観光も、温泉も食事も楽しめますが、ウサギと触れ合うことで、心が一番癒されるのではないでしょうか。
夏場は、暑すぎるとウサギも木陰に避難していますが、秋・冬・春は、過ごしやすい季節ですから、きっと元気なウサギたちと触れ合えます。

ちなみにこちらのウサギさんたちは人を見ると寄ってきますがエサを持っていないとわかると去って行ってしまいますので、ウサギと触れ合うにはエサは必須です。

ウサギと触れ合うにはエサは必須ですが、こちらの島では、ご自身が持ってきた餌、野菜を勝手にウサギたちに与えることは禁止されています。
つい可愛くてあげてしまいがちですが、生態系を守るためですので、エサをあげすぎることなく、禁止されている持ち込みのエサは控えましょう。

忠海エリア:エデンの海とカフェ・ホクストン

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竹原市へ訪れたら、ぜひ観ておきたい景色があります。それが、エデンの海です。
エデンの海とは、作家・若杉慧の小説(1946年発表)で、1950年には初の映画化、その後2度にわたり映画化され、3度目の時は、山口百恵がヒロインを演じています。

その映画の撮影が行われた場所が、この竹原市の忠海長浜という場所だったようです。
現地へ行くと石碑に『エデンの海』と刻まれています。

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瀬戸内海の穏やかな波、遠くに見える島なみ、雲間から降りてくる太陽の光…。

ここは和製の地中海かと見紛うほどの美しさがあります。
瀬戸内海など、どこを見ても同じと思っていましたが、違います。
『エデンの海』と呼ぶに相応しい情景が、ここには広がっています。

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サンセットは必見ですが、それ以外の時間でも、その時にしか見ることができない景色を楽しめます。
車も駐車できますので、お車でも大丈夫です。

カフェ・ホクストン

そして国道を若干、竹原市方向(西)へ戻ると、この美しい景色を眺めながら寛げるカフェ・ホクストン(Cafe Hoxton)があります。
カフェ・ホクストンからエデンの海は徒歩7分程度ですが、駐車場は10台分あります。
営業時間は現在、朝の10時から日没までとなっています。
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気候の良い時期は、テラス席もいいですね。駐車場は、10台用意されています。
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写真は店内を移しましたが、海に向かって座り、地元食材を使ったお料理から、手作りのデザートまでいただきながら、お友達や家族、恋人と楽しい時間を過ごせます。
店内は、ゆったりと寛げて、開放的です。

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店内に流れるジャズと本格的イタリアンコーヒーは、大人の午後を過ごすにもぴったりです。

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またお店ではオリジナルトートや、北欧の雑貨も販売されています。

忠海エリアまでの旅のポイント

エデンの海から忠海駅までは駅前の国道を西へ徒歩20分程度、安芸長浜駅からは東に20分程度ですので、
時間と気候によっては、この忠海長浜エリアへ立ち寄る場合は、車で移動された方がいいでしょう。

また大久野島へ向かう場合は、船の時間がありますので、15時過ぎくらいには、忠海港へ向かった方が安全です。

町並み保存地区から大久野島を直接目指す場合は、町並み保存地区から徒歩12分ほどで竹原駅へ行き竹原駅からJRで忠海駅まで向い、忠海港からフェリーが便利です。

竹原市、町並み保存地区の観光

竹原市の町並み保存地区の散策は、道の駅の観光案内を見てから始めましょう。
道の駅の反対側に流れる川は本川、新港橋の袂にある頼山陽広場を左に見ながら、
町並み保存地区へ向かいましょう。

すぐに出会う三叉路から町並み保存地区の散策が始まります。

竹原市、町並み保存地区を散策

この三叉路の真ん中、三角地帯にある『はこにわ本舗いちかわ』の掛町支店です。
はこにわ最中が定番オススメですが、竹鶴さんの17年ものウィスキーを使ったケーキは、お酒が好きで甘い物も好きという方には、ぜひオススメです。和洋菓子、両方揃うお菓子屋さんで、ここでしか手に入らないお土産もよいですね。

すぐに見えるのが

旧笠井邸

明治5年に建設された塩田経営者(浜だんな)の家で、庭園も必見です。
美しい庭園というわけではありませんが、当時の趣を感じられます。

池の周囲には、「春日灯籠」、「織部灯籠」と貴重な灯籠があり、塩田から移築した建物もみられます。本瓦葺の大屋根と袖壁を設けた建物は、江戸の文化が残るデザインです。

一歩中へ入ると、旧笠井邸が長い年月を経て今も生きているのがわかります。

2階へ上がると、立派な梁が組まれています。これは一見の価値ありです。
現在は、展示会・会議・箏、三味線の稽古・絵本の会、人形劇など、様々なイベント会場として使用されているそうです。

鳥羽町通り

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旧笠井邸へ向かう道。突き当りの交わる道、本町通りを左へ。最初に現れる角(右)を入ると、長生寺・地蔵堂へと繋がります。

長生寺

真言宗のお寺で、歴史好きなら楽しめるお寺です。伊予国の河野通直が羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)との戦いに敗れて、竹原へ逃れ、わずか24歳で病没し、その家臣たち42名も殉死したそうです。これを小早川隆景が悼み、天正16年(1588年)寺領200石を寄進して創建されたお寺です。本堂左側には、文教の神を祀る庚申堂と地蔵堂が、奥には鎮守の稲荷社があります。裏山のミニ88ケ所霊場は、20分足らずで一巡でき、信者の方々が訪れる巡礼スポットになっています。

神明掛町通りと竹鶴酒造

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掛町通りから神明掛町通りを突き抜けると、正面に竹鶴酒造が見えてきます。何ともノスタルジックな通り。
下の写真は、マッサンのキャストと竹鶴酒造のパネル写真。

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『マッサン』(NHK連続テレビ小説2014年後期)の舞台
竹鶴正孝の生家『竹鶴酒造』
誰もが知るニッカウヰスキー創業者の竹鶴正孝の生家で、技術の高い、名だたる現役の造り酒屋です。もとは、「小笹屋」(おざさや)の屋号で、製塩業を営んでおり享保18年(1733年)に、酒造業を始めたといわれています。

竹鶴酒造
建物は、主屋と南の蔵が江戸期に建築されたもので、後に増築があり現在に至ります。
『竹鶴酒造』の建物は、造り酒屋の凛とした存在感を感じさせる建物です。
2014年後期のNHK連続テレビ小説『マッサン』で話題になって以来、竹鶴酒造への見学者が増加し、本業に差し支えることもあり、今は見学ができなくなっています。
外からは観光できますから、最低限のマナーを守り記念スナップを撮影するとよいですね。

松阪邸

江戸末期の代表的な商家の建物です。文政の頃に建てられたようですが、明治12年に手を加えられ改築されました。製塩業、醸造業など手広く事業をしていた商家のようです。
唐破風の屋根に、菱格子の塗り込め窓は、この辺りでも一際目をひきます。中々、こうした商家の建物を見学できる場所は少ないため、積極的に見学したい場所ですね。親子で歴史に触れたり、学生さんなら建築様式を学んだり、楽しみ方は色々あります。
建物内は、見学可能です。大人200円/名、見学時間は、9時から17時まで。お休みは、毎週月曜日と年末年始。月曜が祝日の場合は、見学できます。%e4%ba%80%e7%94%b0%e9%82%b813

亀田邸(安政3年建築)

松阪邸の真裏の通り、掛町通りに面しています。松阪邸の建物とは一線を画す、数寄屋風建築(茶人不二庵設計)。外観からもシンプルで無駄のない、数寄屋の特徴を観てとれます。簡素の美は、心が洗練されるようですね。軒丸瓦には、亀田家の家紋が入っていました。外観のみ見学可能です。

西方寺・普明閣

西方寺と普明閣は、少しばかり複雑な関係性を持ちます。西方寺は、田中町にある禅寺でした。現在の場所には、元は禅宗の妙法寺があり、慶長7年(1602年)に火災で焼失した後、翌年には西方寺がこの地へ移転し、浄土宗へ改修しています。

歴史建造物としては本堂、鐘楼、法界地蔵堂、山門などが建ち並び、境内前面には、城郭のような石垣もみられます。江戸中期における、この地方の典型的な仏堂形式を持ちます。須弥檀は元の宗派である禅宗様式になっており、かつての禅寺時代の名残があります。
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西方寺への石段
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西方寺への石段からの眺め

普明閣は、宝暦8年(1758年)の建築で、西方寺本堂向かって右横の高台に位置しています。西方寺移転前に妙法寺があった頃の本尊、木造十一面観音立像(県重要文化財)を祀っています。

建物は、舞台づくりで方三間宝形造、本瓦葺の二重屋根になっています。
この舞台に立ってみるとわかりますが、京都の清水寺を模して建立されているようです。

建立年代としては新しいものですが、普明閣に上がると竹原の町を一望できます。
竹原に行ったなら、必ず上ってみたい場所です。(現地の方も推奨)普明閣は、町のどこからでも望むことができる、ランドマーク的な役割なのかもしれません。%e6%99%ae%e6%98%8e%e9%96%a315

普明閣

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普明閣からの眺め

町並み保存センターと歴史民俗資料館、竹鶴正孝・リタの銅像

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また概ね外観しか見ることのできない古い建物の内部構造も観ることができます。お子様連れの方など、トイレ休憩もできます。
(トイレは、町並み保存センターと憧憬の広場に設置されている)%e6%9c%ac%e7%94%ba%e9%80%9a%e3%82%8a18

本町通りから憧憬の広場横

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歴史民俗資料館が、憧憬の広場を挟み隣接しています。この建物は昭和4年(1929年)に、町立竹原書院図書館として建設され、翌5年(1930年)4月1日に開館しました。
昭和47年(1972年)1月31日までの42年間、竹原市の文化活動の拠点として活躍してきました。
その由来は江戸中期に遡り、頼春水、春風の師・塩谷道碩(医師・儒学者 明和元年【1764年】62才で病没)の志を継承するため、師の没後30年、寛政5年(1793年)
塩谷道碩の家を竹原書院(学問所)として開設されたことに由来します。先の図書館は移転し、昭和55年6月竹原市歴史民俗資料館として再始動しています。竹原郷土文化研究会を中心に、市民から寄贈された「文化」「歴史・民俗」「塩業」「産業」などの資料や、竹鶴正孝・リタ夫妻に関する資料も収蔵されています。
建物の外に出ると、そこは憧憬の広場になっています。
%e6%86%a7%e6%86%ac%e3%81%ae%e5%ba%83%e5%a0%b420竹鶴正孝・リタ夫妻の銅像が、
迎えてくれます。

歴史民俗資料館は、図書館だっただけに、クラシカルで知的な雰囲気が漂っている。

憧憬の広場では、吹き抜ける風も心地よく、竹鶴正孝とリタの像が迎えてくれる。町並み保存センターの建物を眺めていると、古き良き時代へタイムスリップしたかのような、気持ちになった。

おかかえ地蔵

本町通りから歴史民俗資料館の脇道を入り、
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急な坂道を上って石段を少し上ると、
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おかかえ地蔵尊に辿りつきます。
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ここでは「おかかえ地蔵」さんに、出会えます。心で願い事を祈りながら、お地蔵さんを抱えてみましょう。
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想像したより軽ければ願い事が叶うという都市伝説があります。お願い事をする時は、「オン・カカカ・ビサマエイ・ソワカ」と、お地蔵さんの真言を3回唱えるといいそうです。
しかし、うっかり忘れても大丈夫です。心から願ってみて下さい。私は重いと思ったので、叶わないかもしれ ません。長生寺にも、「おかかえ地蔵」さんが、いらっしゃいますので、
念のために、こちらでも御祈願されてみてください。

賴惟清の旧宅

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本町通り、胡堂近くに建 つこの旧宅は、歴史に名立たる『日本外史』の著者・賴山陽の祖父、賴惟清(らい これすが)が紺屋(染物屋)を営み、生活していた居宅です。
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家屋は安永4年(1775年)頃のもので、入母屋塗込造本瓦葺の母屋、単層屋根切妻造本瓦葺の離れ座敷からなっています。中へ入って見学することが可能です。(無料)
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裏庭には賴山陽の詩を刻んだ碑が建てられています。
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賴家が暮らしていた当時は竹原塩田が富を生み、上層町人の間で文化活動が盛んになっていました。惟清は父から「男の子が生まれたならば学問をさせよ」と常々言われていたようです。惟清自信も、塩谷道碩(医師・儒学者)に学びながら、文化活動に参加していたようです。後に、三人の息子・春水、春風、杏坪も、「三頼」と称され、全国で名声を響かせ、春水の子・山陽へ、また山陽の子・三樹三郎へと学問への志は継承されています。
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建物内部で、自動音声によるガイドを聴くことができます。質素ですが、住んでいた人の品性を感じる場所です。(昭和32年9月30日に県の史跡に指定)

酒造交流館(藤井酒造)

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築250年の酒蔵の一角を改造し公開されています。試飲コーナーはもちろん、酒造ならではのお土産も販売していて、店内奥には「そば処たにざ き」もあります。
%e9%85%92%e9%80%a0%e4%ba%a4%e6%b5%81%e9%a4%a833すぐ横に駐車場ががります。
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太い柱や天井の梁が、歴史と伝統を伝えるのに、十分な雰囲気です。
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竹原市の歴史的風致形成建造物に指定され ているそうです。試飲コーナーもあり、お酒はもちろん酒かす、地元竹原市の塩、手作り雑貨などの作家作品も、リーズナブルな価格で販売されています。また酒造のアイスクリーム、造り酒屋の酒米100%のおせんべいも好評です。
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蔵の奥に進むと「そば処 たにざき」さんが、あります。基本的に合席になりますが、それゆえに出会いと交流も生まれます。
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また蕎麦だけではなく、藤井酒造さんのお酒も楽しめ、お酒の肴メニューもあります。ほろ酔いセットなどがオススメです。鯛めしセットは、美味しくてお得感あります。

笛吹亭イタリアン イル・トラゲット

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築150年保存指定建造物を、レストランとしてオープンされています。そのために、お店の入り口の間口では、少し屈みこむ必要があります。頭をぶつけないよう、また足下は躓かないように、気をつけてください。
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店内は、薄暗くなっていますが、クラシカルな雰囲気が漂い、ゆったりと寛げるスペース作りがされています、それゆえに4組様までしか入れません。
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運よく利用できる日もありますが、行くのが決まっているなら、予約して行かれることを、オススメします。
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営業は、金・土・日・祝祭日で、11時30分~15時までランチ営業をされています。 メニューは、ランチコースのみです。パスタは2種類から選べ、1,800円です。
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本郷の有機栽培農家さんの野菜を使った、前菜、
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サラダ、
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手作りパスタを堪能できます。
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もちろん最後の〆は、手作りデザートとコーヒーです。築150年以上の建物の中で歴史を感じながら、美味しいイタリアンをいただく。贅沢な時間を、お過ごしいただけます。

住吉橋を渡り、酔景の小庭へ

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本川に架かる住吉橋を渡り、森川邸を背に酔景の小庭に立ってみると、対岸には木造建築の日の丸写真館が、存在感たっぷりに懐かしい情景を醸し出しています。竹原の町並み保存地区へ行ったなら、この情景も眼に焼き付けて帰っていただきたいところです。
この場所は、かつて塩田で栄えた頃、製塩された塩を船で運び出すために、たくさんの商船が往来していた港です。今も常備灯や雁木が、その名残を見せています。川沿いに揺れる柳も雰囲気よく、船着き場のムードに浸ってみてください。

忠海エリア、大久野島への旅のポイント

併せて忠海長浜エリアのエデンの海へ立ち寄る場合は、電車でも行けますがエデンの海へは竹原駅から2駅の安芸長浜駅から徒歩20分程度かかるので、時間の余裕と気候などにより最初から車で移動された方がいい場合が多いでしょう。

大久野島やアヲハタジャムデッキ目指す場合は、町並み保存地区から徒歩12分ほどで竹原駅へ行き、JRで忠海駅まで向います。
大久野島へ向かう場合は、忠海港からフェリーに乗りますが船の時間がありますので、15時くらいには、忠海港へ向かった方が安全です。

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竹原市のおすすめ観光コース

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安芸の小京都・竹原市と瀬戸の楽園・大久野島を歩く旅

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広島の旅といえば、原爆ドームや宮島といった二つの世界遺産を訪ねる旅が中心になりがちですが、NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』、アニメ「たまゆら」などですっかり有名になった広島県竹原市の町並み保存地区や瀬戸内海国立公園である、大久野島も人気スポットになっています。

以前は地図から消されていたという大久野島ですが、ここは竹原市忠海町です。
現在はウサギの島で有名になって、外国人観光客外国人観光客も訪れるほどの人気観光スポットになっています。
せっかくなので、竹原市まるごと観光ツアーとして行ってみたいところです。

2泊3日あるとアオハタジャムデッキなどに行くことも可能ですが、1泊2日の観光では初日に竹原市の町並み保存地区や忠海エリアを観光し夕方には大久野島に移動して大久野島の休暇村で宿泊し、2日目は大久野島で過ごす、1泊2日で巡る竹原市というコースがおすすめです。

竹原市の概要

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竹原市は、人口26,999名(住民基本台帳平成28年3月末現在より)が暮らす、情緒あふれる町です。
広島県の沿岸部ほぼ中央に位置し、瀬戸内海を望む町は穏やかで、佗と寂の美意識を兼ね備えたような雰囲気は、安芸の小京都という名前通りの風情です。
(平安時代、京都・下鴨神社の荘園として栄えた歴史から、安芸の小京都と呼ばれるそうです。)

竹原は、江戸時代後期から製塩や酒造業で栄えてきたため、町並み保存地区には大きなお屋敷や由緒ある寺が多く残っていて、観光客のいない裏通りなどは江戸時代そのものの雰囲気を保っています。

朝日山、黒滝山、白滝山が竹原の町を抱き、市内南北を流れる2級河川賀茂川の河川上流から中流には田畑、下流にはぶどう畑が広がる景観は、生まれ育っていなくても懐かしさを感じる光景です。

竹原市へのアクセス

JR竹原駅、竹原港や忠海港などもあり、竹原市を拠点にした旅も満喫できる竹原市ですが、
広島駅からならJRか高速バス、空港からならリムジンバスでの移動がおすすめです。

広島駅から竹原市へアクセス

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旅をするとなると、多くの人が新幹線で広島駅を利用することでしょう。
JRでの移動と高速バスでの移動が可能です、町並み保存地区に行くならバスでの移動のほうがおすすめですが、ご都合に合わせて選択してみてください。

高速バスでの移動

広島市内からの竹原市への移動で、JRを使うルートを考える方が多いと思いますが、お子様やご高齢の方とのご家族の旅なら、バスが便利でしょう。

少し移動時間を短縮しつつも、ゆったりと移動できる高速バスをご紹介します。

広島市内のバスセンターより、竹原市行きの『かぐや姫号』に乗って、所要時間は70分。
この乗車時間であるならトイレの心配も解消できます。
また、高速バスのほうが乗り換えもなく、バスの中で眠って移動できます。

竹原市の街並み保存地区の観光には、竹原駅を通り過ぎて「道の駅たけはらバス停」で降車が便利です。
(ここでは、広島バスセンターからの乗車を紹介していますが、広島駅南口Cホーム13番乗り場からも乗車できます)

停車場は、竹原駅、竹原フェリー、忠海駅とあり、目的に応じて下車することもできます。
広島~竹原線、時刻・料金表
停車場からは、タクシーなどが便利です。

JRでの移動

広島駅から竹原市への移動だとJRを利用して
広島駅(JR山陽本線・広行)⇒広駅(JR呉線・三原行)⇒竹原駅
という順序で竹原市へ移動することもできますが、電車に乗って所要時間が110分と、約2時間かかります。
ゆっくり海沿いを走る電車の旅を楽しめるならJRを使っての移動もおすすめできます。

車でのアクセス

広島市街地から県道37号線、県道70号線、府中料金所から広島高速2号線に入り
10 分(3.2 km)
広島高速1号線と山陽自動車道を進み、高速河内ICで山陽自動車道を出、
31 分(41.4 km)
国道432号線で竹原市まで1時間程度。

レンタカーなどで移動される場合は、竹原市内の観光駐車場や、道の駅、海の駅などの駐車場から、徒歩での観光をオススメします。
(*駐車場は、道の駅・海の駅は無料です。市営などの駐車場は、1時間100円から一日最大600円になっています)

広島空港から竹原市

国道432号を使うか、リムジンバス(途中停車なしの直行便)で25分です。

竹原市の散策

竹原市のマンホールのフタ
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竹原市町並み保存地区の観光をするなら、最初に向かいたいのは、『道の駅たけはら』。
高速バスを使った場合は「道の駅たけはらバス停」で降りると便利です。
竹原駅からは徒歩10分程度で、駐車場もあります。
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ここで地図、ガイドブック、飲食店情報などを集め、観光をスタートしましょう。
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道の駅では、地元農家さんの新鮮野菜、手作りお弁当、パン、お土産を購入することができます。
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新鮮野菜は人気で、午前中のうちに商品が品薄になってしまいがちです。季節の地元商品もあります。
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秋なら葡萄です、竹原産の葡萄は種類も豊富で、価格もリーズナブルなものからあり、甘くて皮ごと食べられるもの、甘さ控えめの上品な大人の味の高級品まで、色々な葡萄を堪能できます。

竹原市で地元の銘品といえば、竹製品に地酒とマッサンでお馴染みのウィスキーですね。
小耳に挟んだ情報ですが、北海道で購入できなかったお酒が、ここで手に入ったとか。
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地元銘品は、道の駅2階で購入できます。

第3水曜日は定休日です。

観光情報コーナーと売店の営業時間は9時から18時、レストランは道の駅では珍しいフレンチレストランがあり9時から17時の軽食に加え、ランチ(11時~14時30分、ラストオーダー14時)、ディナー(17時30分から21時、19時ラストオーダー、前日までに予約が必要)があります。

トイレは24時間いつでも使えます。

道の駅たけはら -裏通りメモ-
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道の駅たけはらの裏手の路地に、たこ焼き屋さんがあります。
店舗は、普通の民家であるため気づかない人もいると思のですが、ふわっ、トロの自慢のたこ焼きは、8個入りで430円。
他には、「たこせん」もあります。小腹が空いた時にいかがでしょうか。

竹原市、町並み保存地区を散策

町並み保存地区を散策
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道の駅の反対側に流れる川は本川、新港橋の袂にある頼山陽広場を左に見ながら、
町並み保存地区へ向かいましょう。すぐに出会う三叉路、ここから町並み保存地区の散策が始まります。

忠海エリア、大久野島への旅のポイント

併せて忠海長浜エリアのエデンの海へ立ち寄る場合は、電車でも行けますがエデンの海へは竹原駅から2駅の安芸長浜駅から徒歩20分程度かかるので、時間の余裕と気候などにより最初から車で移動された方がいい場合が多いでしょう。

大久野島やアヲハタジャムデッキ目指す場合は、町並み保存地区から徒歩12分ほどで竹原駅へ行き、JRで忠海駅まで向います。
大久野島へ向かう場合は、忠海港からフェリーに乗りますが船の時間がありますので、15時くらいには、忠海港へ向かった方が安全です。

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