瀬戸内海国立公園である、大久野島もうさぎと出会う瀬戸内の楽園として人気スポットになっています。
ウサギの島で有名になっている大久野島ですが、ここは竹原市忠海町です。
ウサギと触れ合うのが人気ですが、プライベートビーチやキャンプ場もあり、サイクリングやトレッキングも楽しめ、平和学習にもなる毒ガス資料館もあります。
大久野島へのアクセス
竹原から大久野島へのアクセス
竹原市の観光に合わせての場合は竹原駅から忠海駅に向かい忠海港からフェリーか休暇村船で大久野島港
乗車・乗船時間は30分程度です(510円)
広島駅から大久野島へのアクセス
大久野島へは、広島市内からだとJRを利用して竹原市の忠海駅へ移動し忠海港からフェリーか休暇村船
広島駅からJR山陽本線・糸崎行で14駅→三原からJR呉線・広行で3駅→忠海駅から徒歩→忠海港→大久野島港
というコースがありますが、
場合によっては高速バスを利用したほうが早いのとゆったり移動できるので、高速バスもおすすめの移動方法としてご紹介します。
広島市内のバスセンター、広島駅より、忠海駅行きの『かぐや姫号』に乗って、所要時間は1時間40分です。
停車場は、竹原駅、竹原フェリー、忠海駅とあり、目的に応じて下車することもできます。
※忠海駅行きは本数が少ないので、忠海駅行きがない時間は、竹原駅行きに乗って竹原駅からJR呉線・糸崎行で忠海港駅に行く方法がおすすめです。この場合も1時間40分程度で到着します。
尾道からのアクセス
尾道(JR山陽本線)→三原駅(JR呉線)→忠海駅(徒歩)→忠海駅からフェリーか休暇村船で大久野島港へ、
乗り継ぎなどにより1時間半から2時間程度(810円)
忠海港からフェリー・休暇村船で大久野島港へ
忠海港からはフェリーか休暇村船を使います。
自動車で向かう方へ
山陽道本郷ICから30分位で到着忠海港まで行けますが、忠海港の無料駐車場を利用することになります。
大久野島はウサギの楽園なので自動車の通行はできません。
どうしても大久野島へ車で渡る必要がある場合は、休暇村へ事前連絡が必要ですので、ご注意ください。
休暇村大久野島
〒729-2311 広島県竹原市忠海町大久野島
☎0846-26-0321
またフェリーの乗船券は片道310円(こどもは160円)で、往復購入もできます。
忠海港と大久野島港の時刻表
(チケット購入は、ソフトクリームを販売する、ちょっとログ風な売店で買えます。時刻表も手に入ります)
竹原の町並み保存地区を観光した後であれば、忠海港を16時25分発が大久野島行きの最終になりますので、16時までには忠海港をめざして観光されるのがよいでしょう。
フェリーの乗船時間は、わずか12分ほどです。
港からは、無料のシャトルバスが、ビジターセンター経由、瀬戸内国立公園休暇村・大久野島まで送ってくれます。
一周3.3Kmの島なので歩いても問題ない距離ですが、車イスなどご利用の方は、タクシーを呼ぶこともできますので、事前に休暇村・大久野島までお問い合わせください。
瀬戸内海の楽園を満喫する
宿泊できる施設は、休暇村・大久野島になります。
様々なプランが用意されているので、お友達同士、家族と話し合ってピッタリのプランを選択するといいですね。
施設には、『せと温泉』も併設されています。夕日に染まる瀬戸の景色を眺めながらの温泉は、心身の疲れをとってくれます。
島は1周が、約3.3㎞です。レンタサイクルを借りて、大久野島の自然を楽しみつつ戦争遺跡を見ながら所定コースを周遊するのも良いですし、ゆっくり歩いて周るのもとてもおすすめです。(レンタサイクルは電動アシストがオススメです)
海沿いの景色を楽しみながら
トンネルから見える海がとても素敵です。
トンネルを抜けると見える緑もやっぱり素敵です。
色々なところでウサギさんに出会えます。
P7266032 / merec0
P7266032 / merec0
夏は、気温も上がりますし、熱中症対策も必要です。
フロントで地図をもらい、トイレの場所も確認する必要があります。
夏の間、7月中旬から8月下旬までは、プライベートビーチも解放されます。プールは有料ですが、海のそばの屋外プールで、南国ムードを満喫できます。通年を通してキャンプ場は利用できるようですが、事前に申し込みが必要になります。しかし、オーシャンビューのキャンプ場は、開放感いっぱいです。想い出もたくさん作れそうです。
ビジターセンターでは、島の生態系などを知ることができます。ビジターセンターからの瀬戸内海の眺めも素敵です。
ウサギさんと季節を感じる、朝のお散歩会
島内には、たくさんのうさぎ達が生息しています。「ウサギさんと季節を感じる、朝のお散歩会」というプログラムもあります。朝7時から30分間のお散歩では、季節の植物を観察しながら、ウサギさんと触れ合うことができます。
ウサギさんと触れ合うには餌は必須。餌を持っていないとわかると去って行ってしまうウサギさん。
ウミホタル発光観察会
毎夜8時からは、ウミホタル発光観察会が開かれています。日常、なかなか観察する機会の少ない、ウミホタルの観察が無料で提供されています。30分ほどの観察会ですが、お子様の自由研究にも役立ちそうです。
これら以外には、様々な体験活動などのプログラムが用意されています。有料・無料ありますので、ホームページなどで確認してみてください。季節によって内容が変わることもあります。
休暇村の食事
旅の楽しみは食事です。休暇村では、瀬戸内こだわりバイキングとして50種類以上のお料理が楽しめます。
連泊の場合もご心配なく、日替わりメニューも用意されています。
瀬戸内海の海の幸と契約農家の新鮮野菜、そして竹原のブランド牛「垰下牛」など、贅沢な食材が用意されています。
毒ガス資料館
ビジターセンター向いには、毒ガス資料館があります。
かつて、この島は地図から消され、化学兵器を製造していました。
そのために多くの人たちが、毒ガスの後遺症で苦しみ、亡くなっていきました。
小規模の資料館ではありますが、当時のことを知る得ることができる工員手帳、作業服、防護服、毒ガス製造装置などが展示されています。
資料館を出ると、毒ガス遺跡の見学もできますので、島内トレイルやサイクリングのついでに、足を運んでみるのもよいと思います。
戦争の負の遺跡としてではなく、未来を繋ぐ平和の遺跡として、お友達や家族と語り合ってみてはいかがでしょうか。
こうした機会を得られるのも、大久野島の魅力です。
楽園のウサギたち
大久野島では現在、700羽ほどのウサギが生息しています。
ほとんどが外来種といわれていますが、ウサギがこの島で繁殖した由来の詳細は、わかっていません。
ですが、ウサギたちがこの島にいることで、私たちの心を癒す一助になっていることは事実です。
レジャーも観光も、温泉も食事も楽しめますが、ウサギと触れ合うことで、心が一番癒されるのではないでしょうか。
夏場は、暑すぎるとウサギも木陰に避難していますが、秋・冬・春は、過ごしやすい季節ですから、きっと元気なウサギたちと触れ合えます。
ちなみにこちらのウサギさんたちは人を見ると寄ってきますがエサを持っていないとわかると去って行ってしまいますので、ウサギと触れ合うにはエサは必須です。
ウサギと触れ合うにはエサは必須ですが、こちらの島では、ご自身が持ってきた餌、野菜を勝手にウサギたちに与えることは禁止されています。
つい可愛くてあげてしまいがちですが、生態系を守るためですので、エサをあげすぎることなく、禁止されている持ち込みのエサは控えましょう。