宮島観光

広島観光 | 宮島の観光コース、お土産、広島駅から厳島神社までの行き方などを紹介しています。

厳島神社

厳島神社
厳島神社は、大河ドラマ『平清盛』でも知られていますが、平清盛が創建したわけではなく、創建は推古元年(593年)に佐伯鞍職によると言われています。
厳島神社の大鳥居へ向かう
平安時代後期の仁安3年(1168年)に、佐伯景弘が平清盛の援助を得て、当時は斬新でどこにもなかった、廻廊型海上社殿(寝殿造り)を造営しました。

この本殿と37棟の本宮(内宮)、対岸の地御前に19棟の下宮が建設されました。(宮島と呼ばれる由縁)

弘治元年(1555年)の厳島の合戦において、毛利元就が勝利を収め、厳島神社を支配下に置き、庇護したことから再び『厳島神社』の名は広がり、あの豊臣秀吉も武運長久を祈願に訪れたと言います。

その年に、現在残る千畳閣(大経堂・現在の豊国神社)建立を命じたということです。
厳島神社前景
厳島神社は、平安時代の浄土信仰に観る極楽浄土を表した建物です。
前面に瀬戸内海、後方には神の住む弥山がそびえ立ち、神仏融合の時代、日本古来の自然信仰を表現した見事な社殿となっていると言えます。

1996年、多数の国宝・重要文化財がこの島に存在すること、平清盛が歴史に残す偉大な文化遺産・厳島神社の見事さ、度重なる被災にも平安時代の建築様式を残していることなど、ユネスコより評価され、世界遺産として認められました。

御祭神は宗像三女神(市杵島姫命いちきしまひめのみこと・田心姫命たごりひめのみこと・湍津姫命たぎつひめのみこと)で、政治経済の中心が九州から大和地方へと移行する過程で、筑紫の国から安芸の国・宮島へお越しになったということです。

三女神については、日本神話にも出てきますので、調べてみても面白い旅になりそうです。

回廊から大鳥居を見るとこのような状態です。

ここでも鏡池から流れる水の通り道が見えます。

潮が満ちてくると神社が水に浮かんだような状態で見えますので、また違ったイメージになります。

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本殿の前の平舞台で海を背にしてみた状態です。

人が多くて分かりずらいですが、右に高舞台があり、行事がある際にはここで舞楽などが行われ、大変な人出になります。

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この景色が見えたら貴方は西回廊にいます。ここで陸側を見ると絵馬のある通路が見えます。

この絵馬のある通路は多くの観光客が気付かずに通りませんが、この通路の奥に行くと鏡池が良く見えます。

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ここは厳島神社摂社大国神社、西回廊からの廊下を歩いてくると突きあたりに右に曲がる通路があります。

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絵馬のある通路の奥は

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厳島神社摂社天神社です。

祭神は菅原道真で学業の神様ここは毛利隆元によって建てられたそうで、厳島神社の中では、この建物だけが板壁でなく漆喰壁だそうです。

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厳島神社では管祭という最大の行事がありますが、この日は1晩中出入りが可能で、29年前の管際の日に、中で寝ても良いということだったので、ここでここで1晩明かしたことがあります。
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厳島神社(大鳥居とその付近)

※このページの記事内の画像は、クリックするとかなり大きく表示することができます。
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現在の大鳥居は1875年7月に完成したもので、昭和25年に海水に浸かる部分のみ継ぎ換え工事が行われている他、補修なども行われていますが、すでに建て替えの時期にあると言う話を聞きます。

なかなか建て替えできない理由として、材料として必要になる樹齢何百年というクスノキは天然記念物に指定されているため伐採できない状態のようで、現在の大鳥居建設の際にも材料となる巨木探しに20年近くかかったと聞いたことがあります。

ここで、観光客がしてはいけない行動についてお話ししておきます。
厳島神社の大鳥居の柱に自然にできた亀裂などの隙間に硬貨を差し込んでいく人たちが多くいるのですが、もともとこういう習慣があったわけではなく誰かがしているから真似て行く人たちが増えてしまっただけの事で、大鳥居の老朽化が進む恐れがあるため神社は定期的に取り除いています。
ただでさえ補修しながら維持している柱の負担になるのでやめましょう。

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大鳥居は膝くらいまで水に浸かりながら歩いて行く人が多くいました。

干潮時は完全に水から出るので濡れずに歩いて行けますが、神社が水に浮いたような姿は見ることができません。

厳島神社に行く際には潮位と時間を調べて行くことをお勧めします。

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陸側の札には伊都岐島神社と書いてあります。

沖側から見ると厳島神社と書いてあります。

鳥居笠木小口の東側に日光、西側に月光これは鳥居まで歩いて行っても結構見落とします。
大鳥居東側
こちらは日
大鳥居西側
こちらは月になっています。
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神社全体はこんな感じです。

画像をクリックすると良く分かると思いますが、(戻るボタンで戻ってください)厳島神社には、鏡池と呼ばれる真水が湧き出て池のようにになるような場所が3箇所あり、潮が引くと鏡池から海へ水が流れる道筋を見ることができます。

このような場所は神が降りてきやすい場所と言われているそうです。

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これは沖から撮ったものです、潮が満ちると海に浮かんだように見えます。

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これが鏡池です。

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大鳥居過ぎて少し歩くと厳島神社の入り口です。

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宮島(桟橋~厳島神社の大鳥居)


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(戻るボタンで戻ってください)

宮島観光のおもなコースは参道を抜け、神社にお参りして帰るというコースになります。時間に余裕があれば紅葉谷公園を抜けロープウェーに乗って弥山に登るのもおすすめです。

また、周囲の神社を巡ったり、興味があれば水族館を訪れたりする楽しみ方もあります。

お土産は、帰りに参道で買うのが良いでしょう。

以前はたくさん鹿がいて、用心しないと食べ物を奪われてしまうような状態でしたが、かなり少なくなっていました。

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宮島に上陸です。

夏休みの時期ですのでそれなりに人は多そうです。

この島はそれほど変わっていないと思いますがどうでしょうか?

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着くと宮島水中花火大会の看板がありましたがこちらは昨日開催されたものなので、今回は見ることはできません。

非常に込み合う事でも有名で、毎年観覧した船のがカキ筏に乗り上げる事故などがあるようですが、大鳥居の背景に花火が上がる様は日本一とも言われているようですので日程の合う方にはおすすめです。

※2013年から10分速く開催されるようになり、船の事故防止のためにカキ筏にライトを設置するようになったそうです。

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世界遺産についての説明があります。

大鳥居の前の海、神社の後ろの弥山原始林、付近の公園を含んだものが厳島神社として世界遺産に登録されているということが書かれています。

 

大鳥居を

ここから大鳥居が見えます。
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参道を通って行くと多くのお店があり賑やかですが、海沿いを通って行くと大鳥居が見えているので、だんだんと厳島神社が近づいてくるのが分かります。
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こちらは表参道、お土産のお店や食事をする場所がたくさんあり、

バラ売りで買ったもみじ饅頭を、お茶を飲みながら食べられるお店もあります。

また、ここでは焼き牡蠣を売っているお店がたくさんありますが、他にはあまりないのでここで食べておくのがお勧めです。

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参道にはこのような大杓子が置かれています。

宮島は杓子ともみじまんじゅうが有名ですが、杓子は厳島神社に奉納された弁天様の琵琶から、もみじ饅頭は宮島にあるもみじをヒントにつくられたそうです。

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暑い日なのでかき氷も人気でした。

かき氷のシロップが30種類以上自由にかけても良いそうです。

神社に手前で大鳥居に近づきます、

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宮島に向かうフェリーから見たときよりも潮が満ちてきていましたが、膝くらいまで水に浸かりながら大鳥居まで歩いて行く人が多くいました。

干潮時は完全に水から出るので濡れずに歩いて行けますが、水に浮いたような姿は見ることができません。

厳島神社に行く際には潮位を調べて行くことをお勧めします。

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広島駅から宮島ー厳島神社へ

※おすすめポイント※

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JR広島駅1番線から岩国行きに乗って宮島口駅を目指します。

広島駅から宮島-厳島神社までは

JR広島駅 山陽線 1番線(岩国行き) 400円
↓26分
JR宮島口 徒歩
↓5分
宮島口桟橋 フェリー 170円
↓10分
宮島桟橋 徒歩
↓10分
厳島神社
という道のりになります。

広島駅から宮島への行き方には広電(路面電車)で行く方法もありますが、時間がかかるので今回はJRを使っています。
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宮島は広島県廿日市市宮島町ですが、途中に廿日市(はつかいち)という駅があります。

今回は下車することはありませんが、厳島神社の造営・修繕の木材産業の町であります。
このお隣の宮内串戸駅からタクシーで10分程度の「メダカの館」は、有名店で100種類以上のメダカが展示販売されています。

1匹10万円を超えるメダカがいるなんて、ほとんどの方は知らないのではないでしょうか。

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JR宮島口駅前です

時間は12時30分になっています。

宮島口駅の改札を出ると、正面の看板に、「JR宮島行のりば」の文字が見えています。

乗り場は目の前ですが、手前の道路を越えるために、一度地下道を通ってフェリー乗り場を目指します。

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フェリー乗り場では往復券を売っています、往復で340円。
乗り場が二つありますが、おすすめは大鳥居に接近するJRのフェリーで右がわの乗り場になります。

ほぼ10分間隔で運行しています。

宮島へ向かう玄関ともいえるのが、宮島口ですので、宮島口について紹介しておきます。
宮島口は、宮島へ向かう乗り換え口としての機能だけではなく、宿泊施設、お土産物屋さん、老舗和菓子店、オシャレなカフェ、穴子飯店など飲食店、コンビニが軒を連ねる賑やかな場所です。

宮島町内でお土産を買い忘れても、宮島口で購入できます。
(むしろ混み合わずに買い物ができ、購入して預けておくこともできます)

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宮島口桟橋に向かって左側にある、もみじ本陣には、様々なお土産やお食事処、お好み焼き屋さんまでそろいます。
ここでは、宮島町内でのお店では、置いてないものを見つけられるかもしれません。

地元の方の間では、この辺りにしか店舗を持たない老舗店でしか、もみじ饅頭を買わないという人もいらっしゃいます。
同じもみじ饅頭でも、お店によって生地も餡も様々。
お口にあった自分のお気に入りのお店を、見つけてみてください。
おみやげについては宮島でおすすめのお土産で紹介しています。

宮島散策の帰り道、疲れたらフットママ宮島口店(もみじ本陣内)で、レモン・柚子湯の足湯でリラックス(足湯10分500円瀬戸田レモンのドリンク付き)、少しお時間ある方は、足湯と足つぼマッサージで、身体をメンテナンスされてはいかがでしょうか。

宮島口のセブンイレブンには、トイレはありませんが、広島電鉄宮島口駅には、トイレが設置されています。
ご高齢の方や赤ちゃん連れ、車イスの方も、お手洗いなどされておかれると良いでしょう。
主に、もみじ本陣のお手洗いが利用しやすいでしょう。

また宮島口桟橋を背に左手には、ドラッグストアー・ウォンツもあります。
薬はもちろん、ちょっとした日常品も手に入りますので、困ったら立ち寄ってみられてはいかがでしょう。

それでは乗船して宮島桟橋へ向かいます。

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行きは乗船券の確認もなく、何だかわからないうちに乗船になりました。

海の向こうに見えているのが宮島です。

フェリーの2階、3階には座席がありますが、座らずに宮島を見ていることにしました。
最初は右側にいると厳島神社が良く見えますが、左側の前の方にいると接近した時に正面から良く見えます。

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この日は靄がかかっていたので鮮明ではありませんが、乗船した際、すでに厳島神社は見えています。

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干潮の時間は過ぎているので、もう潮が満ち始めているため、大鳥居の下には少し水があるようです。

足を水に浸しながら鳥居の下に向かっている人が大勢いるのが見えます。

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宮島に付いて後ろを振り返ると、もう次のフェリーが向かって来ているのが見えます。
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宮島観光のおすすめコース

世界遺産のある宮島をゆっくり歩いてみましょう

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宮島の観光と言いましても、すべてを観光するには最低2日、できれば3日は欲しいところですが、
宮島観光のおもなコースは宮島桟橋から参道を抜け、厳島神社にお参りして帰るというコース、所要時間は食事を含めても2~3時間程度になります。

時間に余裕があれば紅葉谷公園を抜けロープウェーに乗って弥山に登り美しい自然を楽しむのもおすすめです。

大聖院から厳島神社を望む見晴もまた素晴らしいので、足に自信のある方は周囲の神社を巡ったりするのもよいと思います。

お子様連れで興味があれば宮島水族館(みやじマリン)を訪れることをおすすめします。
広島独自の牡蠣いかだを再現した水槽があり、日本で生牡蠣の展示をしているのは、みやじマリンだけですし、ショーなども楽しめます。

お土産は、帰りに参道か宮島口で買うのがおすすめ。

厳島神社では干潮時には大鳥居の下まで歩いていくこともでき、また、潮が満ちてくると神社が海に浮かんだように見えるので訪れる日と時間の潮位を調べておくことをお勧めします。blank

宮島でのおすすめの食べ物は、宮島近海が産地の穴子を使った穴子丼、参道では通年食べられる焼きガキ、宮島発祥のもみじ饅頭(揚げもみじは広島駅でも売られるようになりましたが、他では見かけません。)
これらの食べ物のお店も参道付近に集中しています。

厳島神社へ向かうお勧めのコース

厳島神社へ向かうのには、二つコースがあります。
一つは、表参道商店街を抜ける道。
もう一つは、海側の有之浦、御笠浜を歩く道。どちらも楽しめるコースです。

海側のコース

海側のコースでは、有之浦・三笠浜の海岸を通って厳島神社へむかえます。
宮島桟橋から堤防に沿って歩けば自然と海側のコースに入れます。
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厳島神社を見ながら海沿いを歩くのは、参拝しに来たという気分になる事でしょう。
海側のコースは道も混み合うことなく、舗装されているので、ベビーカーや車イスの方、幼児のお子様連れの方、足のど悪い方などで、厳島神社へ先ず参拝したい方は、海側ルートがお勧めです。

海側では、鹿に注意を払ってください。
食べ物などを持っていると、いつの間にか食べられてしまいますので、気をつけましょう。

表参道商店街を通って厳島神社へ

 表参道商店街ルートは混み合うため、ご高齢の方は十分に注意を払って散策されるのがよいでしょう。
宮島桟橋から多くの人が向かうのについていけば商店街に入っていきます。
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商店街の賑やかな雰囲気や美味しそうな匂い、可愛らしいお土産などを楽しみながらゆっくりと厳島神社へ向かうのもよいでしょう。

商店街でちょっと休憩

この商店街でですが、数あるもみじ饅頭のお店の中でもやまだ屋さんと藤井屋さんは、お店で寛げるスペースがあり、
両店舗ともトイレを利用できます。

やまだ屋さんは、もみじソフトクリームが他店にない美味しさです。
また、お茶も無料でいただけます。

藤井屋さんは、もみじ饅頭の焼き立てを買って、お茶と共にいただくことができます。

 藤井屋さんで、他の喫茶メニューを頂きたい方は、奥に雰囲気のよい喫茶コーナーがあります。
ちょっと歩き疲れて休憩したい時、家族連れならばこちらの二店舗がお勧めです。

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宮島の概要

宮島は日本三景・安芸の宮島(厳島いつくしま)と呼ばれる島で、数多くの国宝・重要文化財を持ち、1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。

人口1,674名874世帯(住民基本台帳平成28年12月現在より)が暮らす町です。明治22年には、町村制施行が発足し、厳島町として発足しました。

昭和25年に町名を宮島町に変更され、以来、独立した宮島町として存続してきましたが、2005年に廿日市市へ編入合併となり、廿日市市宮島町となりました。